豊洲お散歩・デートスポット:IHI石川島播磨重工業

IHI石川島播磨重工業石川島播磨重工業は、現在ではその正式社名を株式会社IHIと変更しています。

かつてはその略称であったIHIが、現在では同社の正式な社名となっているのですが、ここではIHI石川島播磨重工業と表記しておきます。

隅田川の河口である豊洲は、かつてはIHI石川島播磨重工業の巨大な造船所で知られた工場の町でした。

しかし、平成14年(2002年)3月には、60余年にわたって操業を続けてきたこの東京湾第1工場も、臨海地区開発の影響で閉鎖され、その事業は横浜工場に移管されました。

そして、工場の跡地となった豊洲は、IHI石川島播磨重工業自身の手によって「緑、光そして豊かな水に溢れた賑わいのある街」を目指して、再開発事業が行われました。

再開発は順調に進んで、現在では「10年後にお勧めの街ナンバーワン」と言われるようになるなど、産・学・住・遊の機能を全て併せ持った複合開発の実例ともなっています。

こうして、かつての工場の町豊洲は「東京を代表するウォーターフロント開発」として生まれ変わりました。

この再開発でIHI石川島播磨重工業が心掛けているものが、「豊洲らしさ」です。

そのひとつが、街を行く人々の目線に合わせた街並み造りであり、あらゆる人々に配慮した歩行者空間のためのユニバーサルデザインの採用と、道路沿いの建物の高さを抑えたヒューマンスケールな街並みの創出です。

また、もう一方では、IHI造船所の記憶を残しその文化を語り継ぐために、街の随所にスクリューや錨、歯車といった、造船所の面影を忍ばせるファーニチャーやアートを設置する、といった試みも行っています。